旧知の間柄の水戸のレフティに、廣瀬浩二は冗談を交えながら挑戦状を叩きつけた。
「(船谷)圭祐はひょろいけど、気持ち良くプレーさせたらテクニックがあるので、一発で得点につながるパスが出せる。気持ち良くプレーさせないように球際で激しく行ったり、ファーストタッチを狙いたい。(2008年に)鳥栖に来たころはスライディングもできない選手だったけど、いまはスライディングもできるようになった。そこにプラスしてパスもあるので、栃木には脅威になるはず」
ともにプレーした期間は半年と短いが、廣瀬は船谷のポテンシャルの高さを肌で感じ取っている上に、水戸に移籍してスケールアップしたことで警戒心をより一層強めている。ただ、「球際で勝ったほうが(試合に)勝つ」と踏んでいるだけに、勝負所で引くつもりは更々ない。テクニシャンが最も嫌うタイトな守備を敢行し、前節(第40節・岐阜戦/3○0)のように高い位置でのボール奪取をゴールに結び付けるイメージを膨らませている。
(栃木担当 大塚秀毅)
2014/11/13 16:35