J2リーグは今週末に行われる試合を含めて残り3試合となった。東京Vは未だにJ2残留を決めていない状況で、ここ4試合は勝利に恵まれていない。今節は今季ホーム(第5節)で1-5と大敗した長崎が対戦相手。アウェイでの厳しい戦いが予想されるがなんとか勝ち点3を持ち帰りたい。
勝ち点3を取るために必要不可欠な要素であるのは得点だが、今季の東京Vにとってはそこがまさに鬼門。シーズンの残りは少ないが得点力アップは追求していかなくてはいけない。
前節(第39節・札幌戦/0△0)、途中出場ながら最後まで勝利のためにプレーし続けた前田直輝は自分自身が得点するために必要なことについて「最後の振り切るところだと思っている。(中島)翔哉がハットトリックしたとき(12年第39節・栃木戦)、あいつは一人でシュートを9本打った。3本に1本入ればいいですし、その確率が上がればさらにいい。そこの最後の思いっ切りの良さはいま、欠けている。次また出場の機会があれば、そこ(シュート)までいけるのは大前提でゴールに入れることを意識したい」と記者の質問に答えた。
今季唯一1試合で複数得点をし、将来が期待される前田。今季中盤戦には試合に出場できずに悔しい思いを経験。そこを乗り越えつかみつつある試合への出場。残留が決まっていないいま、悔しさを力に変えて、残留を確定させる前田のゴールに期待したい。
(東京V担当 柴原貴彦)
2014/11/05 18:26