GK陣にとって、オフ明けは恐怖の日だ。フィールドプレイヤーにとってはフィジカルトレーニングで普段より軽めのトレーニングとなるが、GKは体力的に一週間の中でも最も厳しいと言えるトレーニングを行っている。
それはもちろん、29日のトレーニングも例にもれず。選手たちが肩で息をするようなトレーニングが続き、加藤順大が「今日の俺は何でもできる!」と気合いを入れたときだった。土田尚史GKコーチが「元気があれば?」とふると、加藤は「何でもできる!」。気合いを注入すると同時に、笑いも起きる光景だった。
そんなGK陣の雰囲気について第3GKの岩舘直は、「良いモチベーションでトレーニングできる環境にあって、雰囲気は凄く良いと思う。GK3人は仲が良すぎるぐらいかもしれないけど、試合のときに出た選手を応援する、後押しする姿勢を出せていると思うので、それがチームとして良い結果につながればGK陣としてもうれしい」と明かしていた。ちなみに、「元気があれば」「何でもできる」の際、土田コーチ、加藤の両名ともあごを突き出していたことは言うまでもない。
(浦和担当 菊地正典)
2014/10/29 19:13