前節・名古屋戦(0●2)の翌日にC大阪との練習試合(45分×2本)が行われた。結果は1本目にキム・ジョンミンが2得点を挙げ2-0で勝利し、2本目は0-0でスコアレスドロー。練習試合ではあるが、勝利から遠ざかっている徳島にとっては明るい話題だ。
先月も広島との練習試合で勝利を収めており、若手中心のサブ組の選手たちはモチベーションを高く維持して出場機会を狙っている。C大阪との練習試合に出場した窪田良は「公式戦にも出場したいですし、“ここでアピールしよう!”と話して、高いモチベーションで試合に入れました」と言う。
窪田は今季大卒で徳島に加入したルーキーだが、出場機会を得られない間も腐ることなく大きな声を出して存在感をアピールしている。「そこがなくなっちゃうと僕じゃないというか、自分の良さがなくなっちゃいますから」と言うが、今季はその特徴を出せずにいた時期もあったそうだ。「徳島に入ってから、例えばボールを受けてからの動きだったりと新しい課題も見えてきたのですが、課題ばかり意識しすぎて自分の良さを出す部分が足りなくなっていると感じた時期もありましたし、周りから言われることもありました。まずはセールスポイントである『声を出したり、走ったり』ということを常に出しながら、次に足りない部分を伸ばしていこうと改めて考えるられるようになりました」と話す。
公式戦に出場している選手に注目が集まりがちだが、練習場では若手選手たちも高いモチベーションを持って出場機会を狙っている。残り4試合、彼らの活躍にも期待したい。
(徳島担当 柏原敏)
2014/10/29 18:51