今季ここまでチーム最多の36試合に出場し、左サイドから獅子奮迅のプレーでチームに勢いをもたらす小澤雄希は今節、「自分のプロキャリアをスタートさせ、思い入れのあるチーム」である古巣・水戸との対戦する。
高校卒業後にオランダへ渡った小澤は、5年間に渡ってセミプロのチームでプレーしたのちに水戸と契約。水戸では08年から2年間を主戦力としてプレー。「自分はあのスタジアム(K’sスタ)で成長したし、水戸での2年間があったからこそ、その後に湘南に移籍してJ1でプレーできた」と話し、「オランダでの経験より水戸での経験は大きなものになった」と、あらためて古巣へ感謝の気持ちをあらわす。
しかし、もちろん勝負となれば話しは別物。讃岐はJ2残留に向けて正念場を迎えているだけに、チームは強い気持ちをもって水戸に乗り込む。小澤自身もその例外ではない。「いまは讃岐のために戦うだけ。水戸にギャフンと言わせたい」。恩あるチームにも敵意を露わにし、全力で勝ち点3を奪いにいく。
(讃岐担当 松本隆志)
2014/10/23 18:32