第27節から30節までボランチを務めた為田大貴が、第31節以降はSHにポジションを移し、強気な仕掛けや相手の不意を突くウラ抜けで、数多くの好機を生み出している。
自身でも「最近はドリブルしていても奪われるイメージがないし、サイドからのほうがウラへも抜けやすい」と手ごたえを口にし、ここ数試合で頻繁に生み出す得点機をことごとく外してしまったことにも「そろそろ決めて流れに乗りたい」と前向きだ。
「いまは中盤に良いパスの出し手が多いので、自分は自分の特長を生かしてウラを狙う」という為田は、14日の日本代表のブラジル戦についても「ネイマールはつねに最終ラインとギリギリの駆け引きを続けている。一瞬の勝負で決めるか決めないかで差がつく」と、4得点を挙げた男に注目。
「前節は負けたけど、ここ数試合はチームの目指すサッカーが固まりつつあるので、それを続けていきたい」と、周囲の期待を背負う生え抜きが充実の表情を見せた。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2014/10/15 16:00