4日のアウェイ・大分戦(0●2)で、プロで初めてボランチを務めたのは宮崎智彦。本職はSBながら名波浩監督に抜擢され、藤田義明とコンビを組んだ。
「不安なく、新鮮にプレーできた」と試合を振り返る。参考にしたのはSBの“視点”。「自分がSBのときにボランチにはこうしてほしいというイメージがあった」(同選手)。ボランチの相方・藤田と横並びになることを避け、パスを受ける際に“角度”を作ることを意識した。
勝ち切れず、「結果を残したかった」と悔しさをにじませたが、「楽しさもあった」と充実感も漂わせる。服部年宏強化部長には『自分もSBからボランチにコンバートされた。まずは難しく考えずに』と助言されたという。
「セントラルMFと言えば、ジェラード(リヴァプール)やランパード(マンチェスター・シティ)というイメージ。ただ、自分が得点を取れるかと言われれば、そうではない。自分なりにやっていきたい」(同選手)。
プロ6年目の転機。果たしてモノにできるか。
(磐田担当 南間健治)
2014/10/09 07:00