仙台は前節(第26節・川崎F戦/1△1)に連敗を5で止めたが、勝ち点が1にとどまったことで順位は15位に下がった。残留争いから抜け出すためにも、今節は7試合ぶりの勝利が必要な状況にある。相手のFC東京は現在リーグ戦14試合連続無敗の強敵であり、さらに日本代表に4人が選出されているチーム。全国的な注目度は高い。「われわれはそういう相手に対しても、チームとして結果を出す」(渡邉晋監督)と、臆さずに戦う構えだ。
前半戦の第17節で対戦したときには、前半に3失点して完敗した。渡邉監督はこの試合について「相手の出方への対処を誤った結果。繰り返してはならない」と反省、仙台がボールを持っているときのFC東京のリズムの作り方などを今週は念入りに復習したという。前節は守備を立て直して勝利をつかみかけたということで、今節も帰陣の速さや攻撃への切り替えの速さについて継続する構えだ。「不細工でも、泥臭くても、堅い守備を見せて、カウンター攻撃で打って出たい」と、勝ち点3への執念を結果に結びつける。
(仙台担当 板垣晴朗)
2014/10/03 20:18