第4節・神戸戦(2○1)の後半アディショナルタイム。後方からのスルーパスに抜け出した松田力は、神戸DF岩波拓也との1対1を制してプロ初ゴールを叩き込んだ――。
今節はあれから約半年ぶりとなる、神戸との再戦。レアンドロ・ドミンゲスの出場停止に伴い、先発のチャンスが巡ってきそうなのが、ほかでもない松田である。1日時点の練習で主力組に抜擢されていた背番号17は、意気込みや自身の意識の変化などを話した後、記者陣に「神戸戦は良いイメージも残っているのでは?」と問われ「点、取ってますからね」と白い歯をこぼしていた。
……が、さらに良いイメージがあった(?)。松田はさらに表情を崩すと、冗談でこうもおどける。
「あとはマスさん相手に3戦連続で点を取っているので(笑)」
言われてみれば、大分の特別指定選手であった松田は、昨年の名古屋戦で2試合ともゴール。そして今年も含めた3試合とも、昨年まで名古屋に在籍した増川隆洋がピッチに立っている。もちろん冒頭のシーンのように、松田と増川が直接対峙して奪ったゴールではないが、確かに“マスさん相手に3戦連発中”だ。
(名古屋担当 村本裕太)
2014/10/03 15:02