誰もが予想しない抜擢だった。
4日にアウェイ・大分戦に臨む3位・磐田。ボランチのフェルジナンドを右ひざ痛のため欠くことになる。
名波浩監督が代役として指名したのは、左SBを本職とする宮崎智彦だった。2日に行われた紅白戦で主力組のボランチに抜擢。新指揮官は「顔を出すタイミングが良い。攻撃センスを持っている」とその意図を語る。大分戦の先発は「まだ確定ではない」と前置きしつつも、「良かったね」と表情を緩めた。
宮崎智彦にとっては中学生以来のボランチ。「もともと興味があったポジション。戸惑いというより、やってみたいという気持ち。臆することなくプレーしたい」と心境を語る。ポジション争いでここ3試合はベンチ外。「自分のプレーの幅をさらに広げたい」と闘志を燃やすレフティーが、新境地を見せる。
(磐田担当 南間健治)
2014/10/03 09:41