田坂和昭監督が、J2第35節・磐田戦に向け、指揮2戦目となる名波浩監督との対峙に闘志を燃やしている。
中学時代からナショナルトレセンで一緒に育ち、高校は隣同士の清水商と東海第一。揃って国体に選ばれ、大学時代はユニバーシアードや学生選抜での仲間。代表では共に日の丸を背負い戦ってきた間柄だ。
現役引退後、名波監督は解説者の道へ進み、一昨年、大分がJ1昇格を決めたプレーオフ決勝のスカパー!中継でも解説を務めた。田坂監督は育成指導者を経てトップチームの指揮官となった。その両雄がついに再び同じ舞台に並び立つ。
「監督は好きでなきゃできない仕事。負ければすぐに失業する世界。S級を取っただけでくすぶっている人も多いなか、アイツもやっと踏ん切ったかという感じ。これまでの過程はそれぞれだけど、ここからが勝負」
新たな同世代指揮官にエールを送りつつ、「対戦前なので『頑張って』って言わないけど」と、いつも以上の負けん気も見せた。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2014/10/02 16:05