前節・岐阜戦(0△0)の85分。均衡した試合を打開するために3枚目のカードとして投入されたのは、今季初出場、そしてJリーグデビューとなった白井康介だ。「気合いも入って興奮していた」と出場時を振り返った白井は「あの同点の状況で自分を信じて出してくれたことがうれしかった」と語り、「ラストプレーのシーンで、シュートを打てなかったことは後悔している」と、うれしさとともに、やり切れなかった悔しさを吐露した。
ただ、白井はこのプロデビューが「すごく自信になった」と語る。「今まで何回かメンバーに入ったが、いつでも出られる準備はしていたけど出られなかった。そういったことを考えても、チョウさん(曺貴裁監督)の信頼も含めて、一つ壁を越えられたのかなと思う」と、試合に出ることで感じる手ごたえを掴んだようだ。
「目に見える結果も欲しいし、湘南の選手としては目に見えない部分も大事。ゴールにつながるプレーをしたい」。白井の今後の活躍にも期待したい。
(湘南担当 林遼平)
2014/10/01 18:10