J1第25節・鹿島戦では、1点を追う展開のなか、84分に切り札として中原貴之が投入された。今季は右膝の負傷に悩まされていた中原にとって、実に第4節(大宮戦/0●4)以来のリーグ戦出場となった。チームがパワープレーをしかける中、懸命に空中戦で競ったが、「チームとして本当に1点が欲しい状況でした。その中でゴールにつながるパワーを出せなかったことが悔しい」という結果となった。
チーム最古参の菅井直樹とともに2003年に加入(※2006年に1年間新潟に期限付き移籍)した中原は、仙台と歴史を長くともにしている選手である。15周年の2009年にはJ2で二桁得点を記録した。「20周年という時期になかなか貢献できなくて悔しかった。この苦しい状況で戻ってこられたからこそ、残り9試合でチームを助けるため、点につながるプレーをしたい」と強い決意を持って、今季の残り試合を戦う。次に出番をつかんだときこそ、ゴールが期待される。
(仙台担当 板垣晴朗)
2014/09/25 19:58