“ジャンボ”こと大久保哲哉が絶好調だ。直近の4試合で3得点と量産体制に入った。前節の熊本戦(1●2)では本間勲の右クロスをダイビングヘッドで合わせ、存分に持ち味を発揮した。
「ボールを呼び込めているし、いまは味方が合わせてくれている。自分はドリブルで2、3人をかわせるタイプではない。人に使われる選手。だからこそ、常々、ボールを要求している。それが良い方向に向いている」
自身がペナルティーエリア内でのフィーリングを取り戻したことに加え、「クロスを上げられるけど上げないシーンが前半戦はあった。いまはクロスの回数が増えている」(大久保)ことも、得点数が増加傾向にある要因となっている。
「毎年、乗せたい」と話す二桁得点まで、あと3点。残り10試合、いまのペースを維持できれば難しい目標ではない。「昇格するにはゴールが必要」と力強く語るベテランは、古巣・山形戦(23日の第33節)での“ジャンゴール”を弾みに、さらに得点を積み上げていくつもりだ。
(栃木担当 大塚秀毅)
2014/09/21 17:35