今節(第30節)の松本戦に向けて、選手たちは練習から気持ちの入ったプレーを見せている。チーム事情としても多数のけが人を抱えていた時期を越え、良い状態で週末を迎えられそうだ。
多くの選手が強い気持ちで挑む一戦が待ち受けるが、遠藤航もまた人一倍強い気持ちで今節に臨む。というのも、この試合を終えると遠藤は、U-21日本代表としてアジア大会に参加するためにチームを離れることになるからだ。「松本はいろいろな思い入れのあるチームなので、勝って代表に行きたいなと思っている」と、反町康治前監督や元同僚がいるチームとの対戦へ意気込みを語った。
代表といえば、湘南では「航(わたる)」と呼ばれる印象が強いが、熊谷アンドリューが呼ぶように代表では「わっさん」という呼び名が一般的だという。遠藤自身も「代表では僕が一番年上なので、わっさん、わっさんて言われている。湘南では年が下なので呼ばれる機会がないだけです(笑)」とハニカミながら理由を説明していた。「わっさん」こと遠藤航の、若大将ぶりに今節も期待したい。
(湘南担当 林遼平)
2014/09/04 07:00