今季、ここまでチームトップの8ゴールを挙げ、チームの攻撃陣をけん引する河原和寿。前節の大分戦に続き、今節も古巣チームである栃木との対戦になるだけに「気持ちが高まる」とモチベーションもアップ。しかし、前節は河原自身が先制ゴールを決めたもののチームは逆転負け。「自分が2点目を取っていれば…。1点で終わった自分に未熟さを感じた」と悔しい思いを吐露した。
河原はこれまで、プロのキャリアの中で36ゴールを奪っているが、実がそのいずれもが“シングル”ゴール。意外にも1試合複数ゴールは一度も経験していない。「1点ではなかなか試合に勝てない。2点目、3点目を取りに行ける力をつけないと」と河原。彼にとって、1試合複数ゴールは克服しなければならない壁となっている。
「前節もそうだけど、前半に1点を取ったあとのハーフタイムのロッカーでは、必ず2点目を奪うという気持ちでいる。そのためには常にチャンスの時に顔を出し続けることが必要」と課題を挙げながらも「それが自分にはできると思っている」と秘めたる自信をのぞかせる。その壁を越える舞台としては、3季に渡ってプレーした古巣・栃木戦は打ってつけと言えるだろう。
(愛媛担当 松本隆志)
2014/09/03 20:03