前節・柏戦を[4-2-3-1]で戦った名古屋。結果は追い付かれてのドロー(△1-1)で悔しい結果となったが、失点するまではほとんど決定機を作らせなかった。
そんな好ゲームを作ったのが、中盤の両翼に入った永井謙佑と川又堅碁の両FWだ。西野朗監督が「永井と川又は(前への)推進力もあるし、ディフェンスからオフェンスになっても十分に走って絡んでいける」と狙いを話すように、攻守でオーバーワークを敢行。時に6バックのような形になりながらも、気迫の守備で柏のサイド攻撃をケアしつつ、カウンター時には一気に前線へ飛び出していった。
しかし、それでも2選手は反省を口にする。永井が「しんどさ以上に決められなかったショックが大きい。俺が決めていれば勝てたから」と決定機逸を悔やめば、川又も「守備から前に出ていくプレーの精度が足りていないし、ゴールにつながるプレーをしなきゃいけない。与えられたポジションで仕事できるのが良い選手」とキッパリ。慣れないポジションでアップダウンを繰り返す攻守の仕事量は見るからに膨大だが、ゴールへの意識はむしろ強まっているようだった。
(名古屋担当 村本裕太)
2014/08/26 19:12