J2第26節・札幌戦で石田雅俊がJリーグデビューを果たした。
J2第18節・千葉戦では交替選手として投入直前に失点。ピッチ脇まで出ていたが、バドゥ監督(当時)により交代は取り消され、地元・千葉でのデビューが水に流れた経緯もあった。今回はスタメンに名を連ね、決勝点の場面では相手に囲まれながらも「見えていた」(石田)と大黒将志の走り込みを察知してパスを出して決勝点をアシストしている。
勝利に貢献した一方で「悔しい試合でした」と反省点も残った。前線でパスの受け手となりながらキープしきれない場面が何度かあり、「めっちゃ緊張したわけじゃないけど、いつもどおりではなかった」(石田)。
川勝良一監督は、「トップ下は相手からのプレッシャーも厳しいが、それを避けて下がってくることはなかった。練習試合と違って何が必要かも気付いたと思う」と今後へ期待を寄せている。
同期入団の田村亮介や磐瀬剛より2ヶ月ほど遅れてのデビュー戦となったが、才能の片鱗はピッチで見せた。「ここから危機感を持ってやりたい。そういう思いが出てきました」という思いを次節のJ2第27節・大分戦にぶつけたい。
(京都担当 雨堤俊祐)
2014/08/14 10:08