神戸は6日、炎天下の中でトレーニングを実施。太陽の熱に比例するかのように、安達亮監督のボルテージもヒートアップし、先週から引き続いての怒号を何度も飛ばした。
怒号の正体は一体何か――。山本海人に聞くと、「当たり前のところで声が出ないチームだったりするので、強く言ったと思う。思ったことをすぐ声に出すのは簡単なことじゃない。でも、練習でできないことは試合でもできないので、練習から声を出して行こうってことですね。それは出る選手によっていろいろ変わってくるし、少しずつでも良いから選手同士で詰められたらいいですね」と話してくれた。
練習場から引き上げてきた指揮官は、囲み取材に応じていた奥井諒に向かって強く一言。「声を出してくんないからさ――」。奥井はトホホ顔に“やらねば感”をにじませた。練習後の円陣では、選手たちに荒々しく発奮を促しており、「夏は大好き」と豪語する夏男・安達亮監督の本領は、シーズン本番を迎えて、いよいよ発揮されてきた。
(神戸担当 小野慶太)
2014/08/06 21:38