神戸から期限付き移籍で加入したMF田中英雄が、7月31日からチームに合流した。
この日は試合翌日ということでJ2第24節・東京V戦のスタメン以外の選手とともに汗を流し、翌日は週末のJ2第25節・水戸戦に向けたトレーニングの中、ゲーム形式では主力組のボランチに入ってプレーする場面も見られた。
合流して間もないが積極的に声を出しており、チームについて「一言で言うと“大人しい”と感じた」と指示や要求の少なさを指摘。また、神戸では出場機会から遠ざかっていたとはいえ「身体はキレている」(田中)と本人が話すようにプレーも精力的だ。川勝良一監督も「エネルギッシュにプレーできる。いきなり使うかもしれないよ」と期待を寄せている。
期限付きとはいえ、自身にとって初めての移籍となる。「正直、かなり悩みました。チームのことを考えれば、負けが続いてる状況で出て行くのか…とも思った。今回は本当に自分のことだけを考えて決めました。その要因の一つとして、身体もキレている中で…(神戸では出場機会がなかった)。サッカー人生で初めて(試合に)飢えている。準備はいつもできている」と決意をにじませている。
(京都担当 雨堤俊祐)
2014/08/01 19:53