チームは3連敗と苦しい状況にあるが、「特に試合に出てないメンバーがどれだけいい準備をしてチームのために貢献できるかということが大事」と話すのは小林亮。昨年8月に右ひざ前十字靱帯の負傷で長期離脱を余儀なくされ、今年4月上旬に全体練習に合流して以降も公式戦出場は天皇杯2回戦の1試合にとどまっている。
「準備してきて、試合に出れそうかなと思っていて出れなかったりするのは非常につらいこと。ただ、そこで準備をやめてしまうと、それはそれで自分のためにならないし、自分が試合に出ることを放棄していることと一緒だと思う」。小林が表立って悔しさや不快感を表す姿を見たことがないが、「それは僕が長くリハビリでやってきているので、そういうところでは成長できているのかもしれない」と09年の左ひざ前十字じん帯損傷と合わせて2度のリハビリで精神的に成長したからだとも言う。
「これからの試合に出る自分であったり、試合に出て活躍して勝利に貢献するための自分をイメージしながらできれば、前向きな気持ちではいけると思う」。
小林自身のリーグ戦復帰へ向けた挑戦が、チーム全体にいい刺激を与えている。
(山形担当 佐藤円)
2014/08/01 19:21