16日、豊中市内の伊丹空港にて、柿谷曜一朗が渡欧前、最後の囲み取材に応じた。
J1第12節・川崎F戦後の移籍セレモニーから一夜明け、C大阪を離れることについて、「今でも思い悩むことはあるけど、セレッソがどれだけ好きか、ということは自分が一番分かっているつもり。その自分がセレッソの8番を脱ぐことがどれほどのモノなのか、ということは、これからのプレーで示していきたい。もっともっと海外で揉まれて強くなって、成長して、セレッソの8番は僕以外に似合う選手が出てこないんじゃないか、と思ってもらえるくらいに大きくなって、帰ってきたい」と話した。
同時に、“バーゼル柿谷”としての抱負も聞かれた。「素晴らしい施設。一日でも早くチームの環境に馴染みたい。チームの勝利に貢献できるように準備していきたい。(バーゼルでの初練習は)楽しみよりは、緊張もある。全力でやりたい」と思いを馳せた。
取材後はC大阪のチームメートやファン・サポーター約100人に見送られ、「頑張ってきます」との言葉と笑顔とともに、機上の人となった。柿谷曜一朗の成功と幸運を祈って――。
(C大阪担当 小田尚史)
2014/07/17 08:57