常盤聡は試合前、南秀仁に「若い選手が攻撃陣に多い中で、自分と南のところがカギになると話していた」という。
天皇杯2回戦の北九州戦(1●2)ではその言葉どおり、南と常盤のところにボールが入ると、周りが連動し、多くのチャンスが生まれた。
「北九州相手には中で崩せる場面が多く作れた」と常盤。続けて「しかし、相手は常に変わるし、守り方もたくさんある。引いた相手には北九州戦のように攻撃し、相手のプレッシャーがキツいときはうまくいなして攻撃していきたい。どちらにせよリアクションのサッカーにならないようにしたい」と話した。リーグ後半戦に向けてさまざま攻撃プランがあるようだ。
「そして、FWとしての仕事をそこにプラスしていきたい」(常盤)。もちろん、得点を取るという大事な役割も忘れていない。リーグ後半戦に向けて得点力を上げなくてはいけないチーム状況の中で、常盤が攻撃陣をけん引し、中心となっていくことを誰もが期待していることだろう。
(東京V担当 柴原貴彦)
2014/07/16 20:11