栃木SCアカデミー出身者として初めて、中美慶哉がトップチームのピッチに立った。最初のプレーではトラップミスをしたものの、その後は「ミスを恐れないことを心掛けた」ことで、徐々に持ち味である力強いプレーを披露できるように。廣瀬浩二とのワンツーから放ったシュートは力んでしまったが、実戦から1年以上ケガで離れていたことを考えれば、出場した65分間はまずまずの出来だったのではないだろうか。
思い出に残るデビュー戦を落としてしまったことで、「勝ちたい気持ちが強かったので悔しい」と、中美本人は悔しさを包み隠すことをしなかった。ただし、はじめの一歩を踏み出せたことで、「経験を積めたし、雰囲気も味わえた。試合には負けたけど、これからのサッカー人生に生かせる経験になると思う」と、収穫も口にしている。また、「毎日良い練習をしてうまく、強くなり、チームに貢献したい」と力強い言葉も残した。
(栃木担当 大塚秀毅)
2014/07/16 20:03