「今回のW杯を見て、なおさら思わなくなりましたね(笑)」。これは記者が問いかけた「海外への興味は?」という質問に対しての、大島僚太の答えである。
日本代表は残念ながらグループステージ敗退に終わってしまった今回のW杯だが、チームメートである大久保嘉人やグループステージ最終節のコロンビア戦に出場した広島の青山敏弘のパフォーマンスを見てそういった思いが強く生まれたようだ。
「Jリーグの選手ももっと招集されれば良かったのかなと思うし、嘉人さんをはじめ、国内でやっている選手が海外組より良いパフォーマンスを出せるというのを証明してくれたと思っている」と大島は語る。
そして、「(Jリーグが)シーズン中というのもあると思うけど、逆に言えばそれがW杯における日本の良いところかなと思っている」と続けた。
実際に大久保も「あきらかに海外組よりも体調が良かったからね、オレら(国内組)は。コンディション面もだろうけど、プレー面でも全然オレらのほうが良かった」と述べている。
Jリーグは、海外にも劣っていない――。今大会で大久保が示したように、4年後のロシアのピッチでは、大島がそれを証明してくれるだろう。
(川崎F担当 竹中玲央奈)
2014/07/12 01:23