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　前節・栃木戦では再三の好セーブを見せ、完封勝利に大きく貢献した神山竜一。実は、その大活躍の背景にはあるゲン担ぎがあった。

　それはTV中継でのハーフタイムのこと。福岡ではハーフタイムコーナーで選手インタビューが流れることが多いが、栃木戦で流れたのは金森健志のインタビュー。しかし、実は中継側が当初、リクエストしていたのは神山で、今回は神山たっての希望により金森に交代していた。というのも前回、インタビューに応じたのが第7節・長崎戦。「前半だけで5失点してそのあとにGKの自分のインタビューが流れたので…」という過去があったからこそ、神山自らが頼み込んで今回はNGにしてもらったのだ。

　その甲斐あって（？）、栃木戦では見事に完封勝利。本来はあまりゲン担ぎはしないそうだが、次回、インタビュー依頼が来たらどうするのか尋ねてみると、「次は受けたいけど、受けないで勝っちゃったから勝ってたら受けないかも…。申し訳ない気持ちはあるけど、勝つならそのほうがチームには良いことだから難しいですね」と苦笑いを浮かべていた。