第15節の岐阜戦(1△1)で一発退場になった前田和哉。そのシーンを「周りの選手の位置確認が遅れて(パスを)出す場所がなくなり、相手にボールを奪われた。それで焦った結果がアレ。まずかったですね」と振り返りながら、今節・栃木戦での出場停止処分を悔いた。
そんな前田は29日の紅白戦では控え組のCBとしてプレーしたが、主力組のことを客観的に見た上で現状の課題を挙げた。特にこの日、今ひとつうまくいかなかった攻撃に関してのコメントは、主将らしい実に的確なモノだった。
「課題は一つではないが、受け手と出し手の意思疎通が不十分だと思う。受け手は出し手に向かってどこでボールが欲しいかをしっかりとアピールする必要があるし、出し手は受け手の動き出しをイメージした上で実際によく見てからボールを出す必要がある。そうすれば、もっとスムーズにボールが回り、チームが目指している攻撃ができるのではないか」。
(北九州担当 島田徹)
2014/05/29 18:16