「目の前でバルサのベンチも雰囲気が良いのを見て、レイソルがそうなのは間違いないことだなって思った」
昨季の優勝争いで目立っていたのは、試合中のベンチの盛り上がりでした。
昨年末のクラブW杯でそう話したのは現・熊本の北嶋秀朗選手ですが、その雰囲気の良さはいまも健在。ムードメイカーである桐畑和繁選手の復帰により、さらにベンチが明るくなっているようにも映ります。
G大阪戦で初ベンチとなった柏U−18所属のFW木村裕選手にその感想を聞きました。
「ベンチの雰囲気はスゴく良かった。ユースにはないものがありました。(アン・)ヨンハさんや、桐くん(桐畑選手)が声を枯らしてまでチームを応援しているし、何より一緒に戦っていた。桐くんやヨンハさんは特に、本気で悔しがっていました。この経験は、ユースの選手として自分も生かさないといけないなって思いました」
その経験は刺激となり、糧となったようでした。
「(ベンチの雰囲気?)いつも通り、良いっすよ。一番戦っているのはヨンハさんです。めちゃくちゃ声を出しているし、試合後もスゴく悔しがっていた。だって、試合後にベンチに座って、『オレも悔しいけど、出ている選手はもっと悔しいんだよな…』って言っていたんですよ。あんなこと言える34歳って、本当にスゴいだと思います」
桐畑選手もこう語っています。
この雰囲気が柏の伝統となり、受け継がれていくことを望みます。
(柏担当 田中直希)
2012/11/11 16:54