ブラジルW杯を戦う23人が発表された。
その中に大久保嘉人の名があったことは、Jリーグに携わる者にとってうれしいサプライズとなっただろう。
「嘉人さんが選ばれたのはうれしかった」
そう言って喜んだのは昌子源。先日、川崎Fと対戦し1-4で大敗。2点を奪われた相手の能力は、実際に対戦したからこそよく分かった。
「『全部、オレに出せよ!』と言っていた。『オレに出せば絶対決めてやる』と。ディフェンスをしていても、そういう気迫みたいなモノがビリビリ伝わった。体のキレもあるし、何かやってくれそうな感じがある。1回W杯を経験してることも頼もしい」
ただ、自身も日本代表候補合宿に呼ばれており、今回は難しいことを自覚しながら次回大会に向ける視線は強かった。
「4年後には必ず、という思いがある。いまから4年後に向けて頑張りたい」
最後に、アルベルト・ザッケローニ監督に注文。「最後に嘉人さんを呼んでほしかった。サコくん(大迫勇也)がサプライズみたいになっていた。そこは監督も考えてほしかったなあ」。確かに。
(鹿島担当 田中滋)
2014/05/12 19:17