大沢朋也がようやくJリーグのピッチに帰って来た。
大沢は3月上旬の練習試合での負傷により長期離脱を余儀なくされていたが、先月下旬にようやくチームの全体練習に合流。そして前節の東京V戦(0●1)に55分からピッチに立ち、ついに今季初出場を果たした。
大沢のJリーグ試合出場は実に11年ぶり。高卒ルーキーとして大宮でデビューした03年シーズン以来、2試合目のJの舞台となった。北野誠監督も大沢の復帰には「前線にボールを収める選手がいなかったので(復帰は)大きい」と今後に向けて期待を寄せる。
しかし、大沢本人は「(Jリーグの舞台に)戻って来られたことはうれしいけど、チームが勝っていないので。まずはチームのことが最優先」とやや冷静。大沢のJデビュー戦となった03年第38節の川崎F戦でもチームは敗戦しており、大沢自身はまだJのピッチで勝利を経験していないため、自らが出場した試合でチームが勝利を収めることが心の底から喜べる瞬間になるはずだ。
チームは今節、敵地で群馬と対戦。「自分の持っているモノをチームのために発揮していきたい」とフォア・ザ・チームの気持ちを持って戦い、チームとしても、個人としてもJ初勝利をもぎ取りに行く。
(讃岐担当 松本隆志)
2014/05/10 16:09