2002年の日韓W杯に影響されてサッカーを始めた少年が、自ら世界の舞台に立つ切符を手に入れた。ブラジルW杯の韓国代表入りが決まったキム・ジンスは「うれしい。選ばれて良かった」と、笑顔で囲み取材に応じた。
代表入りの発表を受け、携帯電話には韓国の友人をはじめ、高校・大学の恩師などから100通以上のお祝いメールが殺到。そのすべてに返信をするのが一苦労だったそう。
また、発表があった8日は、韓国では『両親の日』。代表入りは、父と母への最高のプレゼントになった。帰宅するなり、父親にハグされ「ありがとう」とたくさん言われたとのこと。その夜は「お父さん、一人でビールを飲みながら『良かったなあ』と言ってました(笑)」と、親孝行できたことにうれしそうだった。
さらにキム・ジンスの誕生日は、6月13日。お祭りムードのブラジルで、22歳を迎えることになりそうだ。
(新潟担当 野本桂子)
2014/05/10 10:00