大型連休の連戦も含めて、第12節までの全試合に先発出場している小手川宏基。毎試合、高い技術とセンスを生かして攻撃陣をリードする一方で、体力的に苦しい終盤にも運動量を落とすことなく守備でも貢献する姿は、ある意味、感動すら覚える。柱谷幸一監督も「あの運動量はすごい。食事も含めて、いろいろな努力もしているのかもね」と称えているため、『走れるカラダ』について本人に直撃した。
「食事ですか? 特に何も。あまり神経質になるタイプではないんですよ。なぜ、走れるか? 昨季の経験が大きいと思う。試合での体力は試合でしか身に付かないと思っている。あれだけ試合に出たのはプロになって昨季が初めてだし、あの経験によって試合で使う体力がアップしたんだと思う」
ほかにも理由は思い当たる。「ピンチになると思ったら自然に足が動く」とのコメントに透けて見える、勝利への強い意欲、そしてクールな表情とは裏腹な負けん気の強さだ。
(北九州担当 島田徹)
2014/05/08 19:33