お疲れさまです。
本紙の東京V戦のプレビューの際にもご紹介しましたが、最終節・岐阜戦に出場すれば、シュナイダー潤之介選手はJ2通算200試合を達成することになります。最終節が200試合という節目、そして、自身初のJ1の舞台を懸けての試合になるシュナイダー選手に話を伺いました
――最終節が自身J2での200試合目、J1昇格を懸けた試合になりました
「200試合でJ2を卒業します!卒業です。キングもフットサル代表で奇跡を起こしたので、自分たちも奇跡を起こしたいですね」
――J1という舞台は憧れの場という位置付けでしょうか
「笑われてもいいんだけど、自分の目標はフル代表。そこは今でも変わらない。そのためにはJ1で結果を残せば、いろいろな人の目に付やすいだろうし、J1で結果を残すっていうのが、代表への1番の近道だと思う。だからこそ、絶対にJ1に上がりたい」
――年齢的にもこのチャンスを逃したくない
「いや、うちは45歳がいるから焦ってないですよ(笑)少し前のドイツ代表でもレーマンとカーンが30歳を超えてから代表で正GKの座を争っていた。だから年齢は関係ないと思っているし、そこは気にしていないんです。僕は決してエリートコースでここまで来たわけじゃないし、GKコーチの指導を受け始めたのも23歳のときから。今でもまだ自分は伸びると思っているし、特に今年は自分自身の成長を実感できている。技術っていうよりも試合に対するメンタルの持っていき方を教わってきて、そこを意識しながらやっていると、やっぱり試合のときにやりやすいんですよ。今年は自分の中でもコーチングの部分で進歩したと思っているし、もちろん、その面でのミスもありましたけど自分は成長してると思う」
年齢のことを出すと失礼なのかもれませんが35歳という時期に来て成長という言葉を出し、うれしそうに語ってくれるシュナイダー選手の姿というのは本当に素晴らしく思います。目標を常に追いかけるシュナイダー選手の目はいつもキラキラしています。
「最終節、200試合出場っていうことでチームもお祝いしてくれると思うんだけど、それよりも来年J1で最年長での初出場記録を達成して、そこで花束をもらいたいかな。そこでJ2を卒業したお祝いっていう形で花束を受け取りたい」
最終節、すてきな結末が待っていますように!
それでは。
(横浜FC担当 杉山文宣)
2012/11/09 17:55