15日、ヤンマースタジアム長居にて、C大阪がACLグループステージ第5節の浦項スティーラース(韓国)戦の前日公式会見に臨んだ。
選手を代表して会見に出席したキム・ジンヒョンは、「ベスト16に入るために大事な試合。勝ちたい」と決意を言葉に込めた。
キムはJ1第7節のG大阪戦で、自身のミス絡みとはいえ、負傷以外でのGKの途中交代という屈辱も味わった。
韓国人記者からそのことについて問われると、「監督の判断が正しかった。もしあのまま出ていたら、大事な試合で負けていたかも知れない。いまはC大阪の選手。W杯に向けてというよりも、C大阪のためにしっかりとプレーしたい」と答え、その後、ランコ・ポポヴィッチ監督と拳を合わせた。両者には笑みも見られた。
会見後の囲み取材では、「韓国代表GKコーチもいる前で、良いプレーを見せたいという気持ちが出過ぎた。終わった後は『何で?』という気持ちもあったが、一晩寝て、その判断は正しかったと思えた」と素直な心境を語った。
試合翌々日の14日の練習後は弟分のク・ソンユンと30分以上、黙々とボールを蹴る姿も見られた。初心に戻ったかのように行っている姿が印象的だった。キムは、桜の正守護神としての誇りを懸けた一戦に挑む。
(C大阪担当 小田尚史)
2014/04/15 19:35