先日、村上水軍の活躍を描いた和田竜氏の長編歴史小説『村上海賊の娘』が本屋大賞を受賞。そのことについて、本作品のテーマとなった村上水軍をルーツに持つ村上佑介に直撃した。
まず第一声は、「完全に乗り遅れた(笑)」。実は以前からこの本を薦められていたらしいが、まだ読むには至っていなかったようだ。しかし、本屋大賞を受賞し、が然注目度が高まったことで「ご先祖の話でもあるので読んでおきたいですね。今月、僕が誕生日(27日)なので嫁さんに買ってもらおうかな」と、いまでは強い興味を抱く。
「親父や祖父も『お前の先祖は毛利元就に仕えていたんだぞ』と言っていたし、『村上水軍の血を引いているんだからどんどん行け』と言い聞かせられていた。親父も会社の上司に突っかかるような勝ち気な人。自分にもその血が流れている」
DFながら積極的な攻め上がりを見せる自身の好戦的なスタイルは、やはり村上水軍譲りだったようだ。チームは直近の2試合で得点がないが、今節の富山戦に向けて「自分たちはチャレンジャー。ミスを恐れないでプレーしたい」とその熱い“血”を感じさせた。
(愛媛担当 松本隆志)
2014/04/11 17:36