9日、仙台はグラハム・アーノルド監督の退任を発表した。
今季開幕から公式戦8試合で勝利がないことを受け、8日に白幡洋一代表取締役社長とアーノルド前監督が会談。「小手先ではなく、カンフル剤的な処方が必要」(クラブ公式サイトを通じての白幡社長コメント)という狙いで、アーノルド前監督の退任が決定。後任には、渡邉晋ヘッドコーチが昇格することとなった。
渡邉新監督は9日の練習から指揮を執り、一部昨季に採用していたメニューも復活させた。練習後に開かれた就任記者会見の場にて、渡邉監督は朝のミーティングで「われわれは人を動かす仕事をしている。それに誇りと責任を持とう」、「勝利への執念を忘れるな」、「そういった力、志、思いを結集しよう」という三つのことをチームに呼びかけたと明かした。
選手時代から13年間仙台に在籍してきた渡邉新監督の下で、仙台は再起を図る。
(仙台担当 板垣晴朗)
2014/04/09 22:12