前節・神戸戦で0-3の完敗を喫した大宮。内容面でも大きな改善はなく、大熊清監督は試合後に先発メンバーの入れ替えを示唆した。
神戸戦でチームバランスを保つべく走り回った渡邉大剛は、「どう戦うのかをこの1週間でもっと明確にしたい。ただ、1週間で出来上がるモノでもないし、試合をこなしながらちょっとずつやっていくしかない」と今後の展望を語った。
「内容が伴っていないと安定して勝ち点を取っていくのは難しい」と指摘する渡邉が例として挙げたのは、昨季のチャンピオンチームだ。「(昨季)優勝した広島は、1年間を通して自分たちのスタイルを崩さずに最後までやった結果が優勝に結び付いた。どこのリーグを見てもそういうチームが強い。自分たちもそういったスタイルを確立できるようにしたい」。
まだボヤけているチームのスタイルを、いかに確立させるか――。一朝一夕とはいかないが、その先にある真の強さを求めて、大宮のトライは続いていく。
(大宮担当 片村光博)
2014/04/08 19:30