栃木は前節の磐田戦(0●2)で今季初の複数失点を喫した。2失点はいずれもセットプレーからで、今節の讃岐戦では課題の修正が求められる。
セットプレーで気を配るべきなのは、讃岐のエース・高橋泰。高橋には熊本、福岡時代に痛い目にあっており、まさに天敵だ。栃木キラーを止めることが、“堅守・栃木”の復活に不可欠な要素になる。
幸いなことに栃木には、「ヘディングが強いし、ボールも収まる」高橋の特長を熟知している、福岡在籍時代の同僚、山形辰徳がいる。対高橋について山形は、「クロスの入り方には素晴らしいモノがある。そこはうまく味方に伝えていきたい。自由にさせないように、周囲とのコミュニケーションも大事にしたい」と話した。
ドゥドゥとチャ・ヨンファンのCBコンビは空中戦に滅法強いが、連係には不安な面もある。そこは山形が声を掛けることでサポートしたいところだ。阪倉裕二監督が掲げる団結力を武器に、栃木は讃岐をゼロに封じられるか。
(栃木担当 大塚秀毅)
2014/04/03 18:10