前節・川崎F戦で今季初勝利を収め、チームは和やかな雰囲気で18日の練習を行った。オフ明けで調整中心のメニューの中、15分間のランニングで存在感を示したのが大卒ルーキーの高瀬優孝だ。ほかの選手たちとは一線を画す速さで最後まで走り抜いた。
「先週に3日間くらい離脱してしまったので、取り返す意味でも今日は走った。走るところが売りなので」と涼しげに語る高瀬だが、その走りは大熊清監督も認めるところ。「(大熊監督に)走れることは認めてもらえているので、自分の長所を生かせる場面が出てくればいい」(高瀬)。
目下の課題はビルドアップ。高瀬も「相手の寄せの中でのつなぎ(の技術)をもっと高めていって、自分からゲームを作れるくらいまでになれば、プレーの幅も広がる」と自覚し、意欲的に取り組んでいる。
チームにとって手薄な本職の左SBとしても、高瀬には期待が懸かる。まずは課題を解消し、自慢の運動量でピッチを駆け回る姿をNACKで披露したい。
(大宮担当 片村光博)
2014/03/18 22:10