横浜FMのMF中村俊輔が東日本大震災からちょうど3年が経った日の心境を語った。
この日の練習前にはチーム全員で黙祷を行い、犠牲者の冥福を祈った。練習後、中村は「昨日もテレビで震災のことを放送していた。やっぱり一番印象に残っているのは震災の年に被災地でサッカー教室をやったこと」と当時を回想した。
あれから3年の月日が流れ、少しずつ復興に向けて歩みを進めているものの、いまだに避難所生活をしいられている人々も多い。だから何事もなくサッカーができる幸せをかみ締めなければいけない。
そういった現状を踏まえて、中村は言う。「毎日、毎試合を全力で過ごして無駄のないように。自分に妥協したくない」。チームをけん引する大黒柱は静かに闘志を燃やし、翌日のACL第2節・広州恒大戦に備えた。
(横浜FM担当 藤井雅彦)
2014/03/11 19:59