開幕・松本戦に1-3で敗戦した東京V。だが、三浦泰年監督は手応えを感じていた。
「準備してきたことを松本に合わせることなく思い切ってトライできた。ナイストライだった」
もちろんプロの世界、勝敗、結果というものは必要であり、サポーターからしてみれば開幕戦ホームでの大敗はそうそう受け入れられるものではない。しかし、指揮官は「これが今の自分たちの姿。しかし、ずっとこの姿でいるつもりはない。これからどんどん成長する姿を見せたい」その言葉には自信が満ち溢れていた。
今季のコンセプト「アクティブにコレクティブに」を選手は実行した。「コンセプトのように試合開始から全力でやったから、後半に足が止まった。決して相手を恐れて足が止まった訳ではない」。
「あいつらはあんなもんじゃないよ。半分も出していない」
その眼光は鋭く、ヴェルディの象徴「コンドル」が獲物を捉えるときのような目つきだった。
(東京V担当 柴原貴彦)
2014/03/06 17:46