甲府は15日に宮崎での2次キャンプを終え、本来は18日から山梨で開幕に向けた準備を再開する予定だった。しかし未曾有の降雪により、選手・スタッフは山梨に戻ることすらできず、19日朝まで都内のホテルに足止め状態。22日までの4日間は静岡市内で合宿生活を続けることになった。
今週末に予定されていた練習試合、23日のキックオフパーティーは、いずれも中止が決まっている。週明けも普段の施設でトレーニングをやるのは難しい状況で、23日以降のスケジュールは目下調整中だ。
地元・山梨出身で、今季ユースから昇格した若杉好輝は、祖母のぶどう農園が大きな被害を受けた。高校の同級生は雪かき、パンの配達などボランティア活動に励んでいるとのことだが、若杉にはまた違う責任がある。「山梨がすごく心配だけど、自分はこっちでサッカーをやることしかできない。精いっぱい練習して強くなろうと思う」と決意を新たにしていた。
(甲府担当 大島和人)
2014/02/19 22:30