3日の練習も、平日の午前にも関わらず、多くのファン・サポーターで賑わったC大阪の舞洲グラウンド。練習後のファンサービスも通常通り行われたが、この日、普段と少し違ったのは、レヴィー・クルピ監督目当てのファンが多かったこと。今季限りでの退任が決定しているため、サインや写真をかなりの方にねだられていた。
両手にプレゼントを抱えて戻って来たクルピ監督は、記者陣に向かって、「フォーティーファイブ(45分)ね!」と親指で“グッド”のサインを作りながら、ご満悦の表情で引き上げてきた。正確には約25分だったのだが、それでも“監督”という立場の人間が行うファンサービスとしては異例の長さであることは間違いない。
ホーム最終戦となった第33節・鹿島戦終了後にゴール裏から沸き起こった“レヴィーセレッソ”コールに対し、目頭を熱くさせていたクルピ監督だが、今日の光景を見て、改めてファンに愛され、ファンを愛した監督だったことを実感した。
(C大阪担当 小田尚史)
2013/12/03 18:32