いよいよ現役最後のゲームが近づいてきた。北嶋秀朗は、24日の第42節・神戸戦に向けていつも通りに準備をしている。
「先週のホームゲームが終わってから、練習でやることの全部が『最後なんだなぁ』っていう思いはありましたね。でも、最高のパフォーマンスを出すことを意識することは変わらないです」。
22日のトレーニングでは、通常のシュートレンジよりも遠目の場所から打ったシュートがきれいにポストに当たって入る場面があった。前節の試合後には、「どの試合より、点を取って勝ちたいという気持ちが強かった」と話したが、得点への意欲は残りの90分に凝縮される。
「確かに、ゴールへの特別な思いはあって不思議じゃない。でもたぶん…、自分が打つより味方にパスしたほうが得点の可能性が高ければ出しますね。今までそうしてきたから」。
最後の90分も、今まで17年のプロ生活でやってきた“北嶋秀朗のプレー”を表現する。
熊本の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(熊本担当 井芹貴志)
2013/11/22 17:31