天皇杯のラウンド16抽選会が行われ、甲府の対戦相手は札幌、会場が熊本(うまスタ)に決まった。J1同士の対戦は11月16日に組まれるが、甲府の試合日はJ2との兼ね合いで11月20日。23日の大分戦は中2日で、長距離移動も入るという厳しい日程となった。
甲府は抽選で、ホームの優先開催権を得ていた。しかし県協会が開催に名乗りを挙げず、その利を生かせなかった。中銀スタの予定を見ると、20日はシルバーグラウンドゴルフ大会が入っている。
城福監督は「残留争いに絡む重要なゲームが土曜にもかかわらず、水曜に熊本でやるのは驚き」とその窮状を語る。さらに「残念という言葉しか出てこない」と悲憤の想いも口にする。監督は続けて「水曜開催となった川崎Fと横浜FMはホームでやれるけれど、われわれはできない。これが現実です。われわれのような市民クラブがJ1に居続けつつ、天皇杯でも夢を見ようと思ったら、県全体が協力してくれないと無理」と訴えた。
(甲府担当 大島和人)
2013/10/23 18:07