前節の新潟戦で広島は9試合ぶりの完封に成功し、連敗を3試合でストップした。
「意識しすぎるくらい意識したほうがいい」。塩谷司は特に前半の失点を食い止めることを心に刻み込んでいたという。「意識は後ろにあった。バランスを取ることを考えてしました。チャンスじゃない限りは前に出ないって決めていたし、とにかくゼロに抑えることにこだわった」。
その結果、新潟戦は塩谷だけでなくチーム全体の比重が守備に傾き過ぎていた印象もあるが、ゼロに抑える結果をつかめたことが何よりだ。
「失点が続いていてチームがバラバラになってもおかしくなかったけど、新潟戦はみんなで集中を切らさずやれたし、ずっと声が出ていた。いいゲームができたと思う」と、塩谷は大きな手ごたえを語っている。
今節は後半戦に入って好調な鳥栖との一戦だが、塩谷は動じることなく「勝ち点を積み上げていくだけ。続けていきたい」と次戦を見据えた。
広島の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(広島担当 寺田弘幸)
2013/09/24 17:16