前節・浦和戦で劇的な同点ゴールを決めた青山直晃にとって、今節対戦する清水は、2010年まで6年間プレーしていた古巣。5月の対戦時には「古巣というよりも、新しいチームとやるという感覚」と語っていた相手だが、夏の移籍期間に大前元紀、本田拓也と二人の元チームメートが復帰して事態は大きく変わった。
青山は「楽しみが増えました」と素直に喜び、「一緒にああだこうだ言っていた仲間と、本気の戦いができる」と、バトルを心待ちにする。ポジション的にマッチアップする回数が多くなるのは大前だろう。3年前の大前は藤本淳吾、岡崎慎司といった代表級選手の影に隠れていたが、紅白戦などで対決する場面が多かったという。二人は「いろいろ分かっているし、相手も分かっている」(青山)という関係だ。
神経を使う、面倒な戦いと思いきや、青山にとってはそうでないらしい。4分間の取材中に「楽しみ」という言葉を十回も使っていた。
甲府の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(甲府担当 大島和人)
2013/09/24 16:59