6日の紅白戦で主力組のGKに入り、天皇杯2回戦で先発起用されそうなのが岡大生。練習後に取材へ応じていると、清水商業高の先輩・水野晃樹から「表情が硬いぞ!」と愛の鞭が入った。
水野は「清商はインステップだろう! 真っ直ぐ入ってまっすぐ蹴る!」とさらに後輩への指導を続ける。先輩の怒りは、紅白戦後に行われたPK戦が理由だった。実戦を想定し、フィールドプレイヤーが蹴り終わった後に岡もPKを蹴った。そのときに岡がインステップでなく“巻いて”蹴ったことが、名門・清商の教えに反するのだという。「あんな引っ掛けて取られたら、2カ月は試合に出られない」(水野)。
清商のPK練習は独特で「キーパーに蹴る方向を教える」(岡)。キッカーは強いキックで「キーパーが読んでもぶち抜く」(岡)ことが要求される。しかしGKも「読んだら怒られる」(岡)というから厳しい。「(先に動かず)ボールを見ろと教えられます」(岡)。
甲府の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(甲府担当 大島和人)
2013/09/06 19:46