長らく負傷離脱していた選手が、続々と復帰している。6月に「右眼裂孔原性網膜剥離」と診断されたGK杉本拓也は、その後のリハビリでGK練習を通常通りに行うまでは回復していたものの、接触プレーの可能性がある実戦形式の練習には参加していなかった。しかし、9月6日の紅白戦から完全合流。大きな声で指示を飛ばすなど、負傷前と変わらない動きを見せていた。
前日の5日には、6月に「外傷性頚椎椎間板ヘルニア」および「頚髄不全損傷」の重傷を負い、少しずつ復帰に向けて歩みを進めていたMF実信憲明が完全合流。6日の紅白戦でも精力的な動きを見せていた。この他、3月に「右肩脱臼」の手術を行い、最近は東京都内の施設で治療を続けていたDF鈴木伸貴も、今秋に鳥取に戻ってきた。こちらはリハビリを継続中だが、以前はできなかったハイペースのランニングやシュート練習を行うなど、着実に復帰に近づいている。帰ってきた男たちがチームを活気づけることによって、J2残留への勢いが生まれることが期待されている。
(鳥取担当 石倉利英)
2012/09/06 20:38