特別指定選手でプレーしている慶應大の端山豪が前節・神戸戦でプロ初先発。しかし、左ウイングバックに入った端山は持ち味を発揮することなく、62分に安田晃大と交代した。
「ある程度落ち着いて入れたけど、普通にダメだった。技術や判断、個人の戦術の理解の部分でも足りなかった。『やってやろう』という気持ちで良いイメージしかなかったけど、あそこまでやられるとは…。前半に裏のスペースを使われ始めたときに動揺してしまった」。
端山の晴れ舞台は苦い記憶だけが残った。しかし、20歳の若武者に下を向いている暇はない。端山はJ2上位チームとの対戦で手にしたモノもあったという。
「J2上位のレベルと自分のレベルを肌で感じることができた。生活を懸けてやっているのがプロ。何よりも自分の覚悟が足りなかった。良い準備をしてこれからは自分らしさを出せるようにしていきたい」。
緑の36番は神戸戦での挫折を無駄にしないことを誓った。
東京Vの選手名鑑(クラブ公式サイト)
(東京V担当 郡司聡)
2013/08/23 21:42